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コラム詳細

コラム

振袖と草履で車を運転する前に 群馬県の規則が定める履物の注意

成人式の日は、振袖に草履という装いで、会場や写真の撮影に出かける人もいます。自分で車を運転して移動しようと考えている人もいるでしょう。群馬県では、運転するときの履物について、県の公安委員会が定めた規則に決まりがあります。この記事では、群馬県の規則の条文、制定のときに県警察が出した説明、JAFが公開している履物の検証を順に紹介し、当日の移動の準備を考えます。違反になるかどうかの判断はこの記事では行いませんので、迷うときは警察に問い合わせて確かめてください。

群馬県の規則は運転するときの履物をどう定めているか

第25条第1号に書かれていること

群馬県法規集によると、群馬県の公安委員会が定める「群馬県道路交通法施行細則」は、昭和54年3月に公安委員会規則第1号として制定された規則です。群馬県法規集で確かめた条文は、令和7年12月12日の公安委員会規則第13号による改正までを反映したもので、同じ月の15日に施行された版です。この規則の第4章は「運転者の遵守事項」という章で、中身は第25条の1か条です。第25条の冒頭には、道路交通法第71条第6号の規定を受けて、車両の運転者が守るべき事項を定める条であることが書かれています。

履物の決まりは、その第1号にあります。対象は、自動車か原動機付自転車を運転するときです。条文は、用いてはいけない履物を「運転を誤るおそれのある履物」とまとめ、その例として「げた」「足に固定しないサンダル」「スリッパ」の三つを挙げています。例の後ろには「等」の字があり、挙がっている三つだけに限る書き方にはなっていません。

草履は条文の例に入っているか

第1号で名前が挙がっている履物は先の三つだけで、草履という言葉は出てきません。名前の無い履物がこの号に当たるかどうかは、条文の言葉だけからこの記事で決めることはしません。判断に迷う履物で運転しようとしているときは、出かける前に警察へ問い合わせ、扱いを確かめておくと落ち着いて当日を迎えられます。いちばん迷わずに済むのは、運転するあいだだけ足に合った靴に履き替えておくことです。

冬の道路について同じ条が定めていること

冬に成人式を迎える場合は、同じ第25条の第8号にも目を通しておくとよいでしょう。第8号は、雪が積もったり路面が凍ったりして滑るおそれのある道路を自動車や原動機付自転車で走るとき、前か後ろの駆動輪のタイヤに鎖などの滑り止めを付けるか、雪路用タイヤにすることを求めています。履物とあわせて、走る道とタイヤの準備も前の日までに見直しておきたい点です。

県警察の説明とJAFの検証から見えること

規則を制定したときの県警察の説明

群馬県のホームページには、この規則を制定したときに群馬県警察本部長が出した例規通達「群馬県道路交通法施行細則の制定について」が載っています。日付は昭和54年3月16日で、その後の改正の記録は令和3年12月23日のものまで付いています。通達の中の第25条の説明を読むと、第1号の例として、いまの条文にある三つの履物のほかにハイヒールも挙げられています。一方で、いまの第1号の条文の例には、ハイヒールの語は入っていません。通達は、規則が公布されたのを受けて、運用を誤らないよう留意点を示した文書で、制定のときの考え方を知る手がかりになります。通達には、積雪や凍結した道路を通るときにタイヤへ鎖などを付けるか雪路用タイヤを使う決まりについての説明もあります。

JAFが行った履物の違いによるテスト

JAFは、履物の違いでペダルの操作がどう変わるかを確かめるテストを2021年4月12日に千葉県柏市の自動車教習所で行い、その結果を公開しています。テストの背景としてJAFは、ペダルの踏み間違いなどの誤った操作による事故が注目されるなかで、ねらったとおりに操作できなくなる原因に履物も含まれると考えられる、と述べています。20代から40代の男女4名が、それぞれ3種類の履物でテストコースを1周ずつ走りました。アクセルの踏み方、ブレーキを踏む力、足の動きは、計測器とカメラで記録されています。試された履物は、革靴、ビーチサンダル、木製サンダル、ミュール、厚底ブーツ、サンダル、ハイヒールと、ふだん運転に使っているスニーカーで、草履は含まれていません。

  • サンダルは足が覆われていないため、ペダルを移るときに脱げやすく、思うように踏み込めない場面やペダルに引っかかる場面がありました。
  • 厚底の靴は力加減の調整が難しく、いつもと同じつもりで踏んでも深く踏み込んでしまう場面がありました。
  • ハイヒールはヒールの分だけかかとの位置が高くなり、つま先だけでペダルを扱う形になりやすい結果でした。

JAFはまとめで、運転に向かない履物では、踏みかえのときの引っかかりや細かな調整のしにくさから、思わぬ急発進や急加速が起こる可能性があると指摘しています。そのうえで、運転には運転に適した履物を使い、その日の服に合わせた靴を履きたいときは、運転用の履物のほうを運転のじゃまにならない所に置いておくとよいとしています。

まとめ

群馬県の規則は、自動車や原動機付自転車の運転では誤った操作につながるおそれのある履物を使わないよう求め、三つの履物を例に挙げています。草履は例に名前がありませんが、JAFのテストでは、運転に向かない履物でペダルの扱いが不安定になる場面が見られました。成人式の日に自分で運転するなら、運転用の靴を車に積んでおき、草履には会場や撮影の場所で履き替える段取りにしておくと安心です。長い袖が手元の操作の邪魔にならないかも、乗る前に確かめておきましょう。家族に車で送ってもらう、電車やバスを使うといった方法も含めて、当日の動き方を前もって決めておくと慌てずに済みます。

フリエルのご案内

フリエルは、群馬県高崎市で成人式の振袖レンタルを案内している店で、店舗はスタジオ華写の中にある高崎本店と案内しています。レンタルまでの流れでは、前撮りのときに受け取った振袖を、成人式の4日後まで借りられると案内しています。振袖着付小物25点セットとは別に、選べる小物として帯や重ね襟、草履バッグなどを挙げています。成人式当日の着付けとヘアメイクは、希望により別料金と案内しています。料金は、公式サイトの案内でご確認ください。振袖選びや前撮りのことは、公式サイトのお問い合わせ・来店予約のページから相談できます。

参考にした資料

各ページの内容は、2026年10月13日に確かめたものです。